物理ディスクファームウェアバージョンレポートのプロパティ

レポートには、次の表にリストされるように、ファームウェアアップグレードが必要なドライブの情報が表示されます。

表 1. 物理ディスクファームウェアバージョンレポートのプロパティ
プロパティ 定義
[名前 ] アップデートが必要な各ドライブの関係または場所が表示されます。この関係は、ドライブの場所の 2 桁または 3 桁のマッピングで示されます例:

2 桁マッピング:0:1 = コネクタ 1: エンクロージャ 0、3 桁マッピング:1:0:4 = コネクタ 1: エンクロージャ 0: スロット 4

[モデル番号] 特定 OEM ベンダのドライブ、およびドライブ容量と関連付けられている一意の番号が表示されます。
[ファームウェアバージョン ] システム内の特定ドライブ上で現在実行されているファームウェアのバージョンが表示されます。
[使用可能な最新ファームウェアバージョン ] 比較ファイルのファームウェアバージョンと比較されるファームウェアバージョンが表示されます。
[Nautilus EFI ] Nautilus はオフラインのファームウェアアップデートに使用するツールです。Nautilus EFI は対応サーバの第 11 世代で機能するツールのバージョンです。このツールは、複数ドライブタイプの 1 回のスキャンでのアップデート、および procedure boot のアップデートを行い、USB キーから実行されます。Nautilus EFI 列にパーツ番号が入力されている場合、そのドライブは第 11 世代のサーバに搭載されて出荷されています。ダウンロードすると、このツールは [ドライブファームウェアのダウンロード] の下に [NautilusEFIAxx_ZPE.exe] 形式のファイル名で表示されます。
[Nautilus DOS] Nautilus はオフラインのファームウェアアップデートに使用するツールです。Nautilus DOS は SAS / SATA ドライブ装備の対応サーバ第 9~11 世代で機能するツールのバージョンです。このツールは、複数ドライブタイプの 1 回のスキャンでのアップデート、および procedure boot のアップデートを行い、USB キー、Preboot eXecution Environment(PXE)、または CD-ROM から実行されます。Nautilus DOS 列にパーツ番号が入力されている場合、そのドライブは第 9~11 世代のサーバに搭載されて出荷されています。ダウンロードすると、このツールは [ドライブファームウェアのダウンロード] の下に [NautilusAxx_ZPE.exe] 形式のファイル名で表示されます。
[DUP 再起動必須] このフィールドが [はい] に設定されている場合、Update Package(DUP) フィールドは空白になりません。これはオンライン DUP の可用性を示します。DUP は、オンライン実行可能ファイル経由でのファームウェアペイロードへの送信を許可しますが、ファームウェアは次のシステム再起動までディスクにコミットされません。そのため、オンライン実行可能ファイルを起動できるアプリケーションまたはスクリプトを使用して 1 対多のオンライン配布を実行することが可能です。
[DUP] 単一のドライブファミリーで実行される単一の実行可能ファイルです。Nautilus と違って、異なるドライブをアップデートするには異なる DUP パッケージを使う必要があります。1 つの DUP パッケージは、その DUP パッケージに該当する全ドライブを 1 回の実行でアップデートします。DUP は再起動することなくオンラインで実行できます。DUP オンラインファームウェアアップグレード中は I/O 操作を停止するか、少なくとも低下させることを推奨します。
[パーツ番号 ] ドライブ障害発生時、[物理ディスクファームウェアバージョンレポートの表示] を実行して故障したドライブのパーツ番号を確認し、ドライブにアップデートが必要なものがあるかどうかをチェックできます。